LiSA 涙のレコ大 “鬼滅イヤー”「炎」で栄冠!原作者・吾峠呼世晴さんらに感謝
2020年12月31日 05:30
芸能
大賞を告げられた瞬間、両手で顔を押さえ目には涙。盾を贈られると、涙があふれた。
高校卒業後の08年に故郷の岐阜県から家族の反対を振り切って上京。「母とケンカして出てきました。でもこんなところに立てる未来は想像していなかった」と声を震わせた。
感謝を伝えたい人に「鬼滅の刃」原作者の吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんや映画スタッフの名も挙げ「たくさんの方に支えられてこの賞を頂いた」と感極まった。
今年、急激に爆発した「鬼滅ブーム」。10月に劇場版が封切られると公開72日という早さで従来トップだった「千と千尋の神隠し」を抜き、324億7889万5850円の興収を記録した。
このブームを支えたのがLiSA。人間の意志の強さを強調するようなパワフルな歌声は、鬼と化した妹を元に戻すために鬼との戦いに挑む主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)の姿と重なり、もはや鬼滅とは切っても切れない存在だ。
曲そのものの売れ行きも文句なし。10月にシングル発売と配信が始まると、オリコン週間デジタルシングルランキングで10週連続1位に。ビルボード・ジャパンのストリーミング・ソング・チャートでは史上最速記録となる初登場7週目で累計1億回再生を突破。韓国男性グループ「BTS」の「Dynamite」の11週目を大きく更新した。
レコ大でも、音楽ではない「鬼滅の刃」が特別賞に入る異例の事態に。LiSAの大賞も異論なく、票が“全集中”したようだ。
劇場版はいまだ好調な動員を見せており、とどまるところを知らない「鬼滅ブーム」。LiSAの快進撃も止まりそうにない。