RIZINガール・東海林里咲　今夜の朝倉海対堀口恭司戦　「バチバチの殴り合いを」

　【牧　元一の孤人焦点】「RIZINガール」として知られるタレントの東海林里咲（23）が31日にさいたまスーパーアリーナで行われる格闘技イベント「RIZIN.26」の見どころを語った。 　フジテレビ系で生中継される朝倉海対堀口恭司戦。「ファンの人たちがいちばん待ち望んでいたカード。私もいちばん楽しみにしてます。バチバチの殴り合いの試合が見たい。試合時間は長くなると思ってます」と熱く語る。
　
　イベントを盛り上げるRIZINガールへのきっかけは、一昨年の大みそか、山形県の実家で、プロボクシング元世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザーと那須川天心の試合を見て感動したこと。当時、地元で、まつげエクステのアイリストとして働いていたが、オーディションに応募して合格すると、あっさりと仕事を辞めて上京したほどの格闘技好きだ。

　「昨年8月の前回の朝倉選手と堀口選手の試合は誰も予想していなかった結果（朝倉の1ラウンドKO勝ち）で、私もはっきり言って、堀口選手が勝つと思って見ていたので衝撃を受けました。リングサイドで私の周りの人たちもみんな叫んでました」

　約1年4カ月を経て実現する再戦。朝倉は堀口戦の後、昨年の大みそかにマネル・ケイプに敗れたものの、今年8月に扇久保博正を破ってRIZINバンタム級王座についた。

　「朝倉選手は強くなっているのが目に見えて分かります。ボクシングの練習もしているようなので、パンチ力も上がっているはず。前回、堀口選手と戦った時以上に強くなっていると思います」

　堀口は前回の朝倉戦以来の実戦。昨年11月には右ひざの手術をしたが、その後、順調に回復し、練習を重ねて仕上げてきた。

　「朝倉選手との試合までの堀口選手の強さは別格です。ブランクはあっても、今回、その強さを見せてくれるのを楽しみにしてます。前回の試合は68秒決着。今回は長くなると思いますが、もちろん、短くてもいいです。盛り上がる試合が見たい！」

　自身がこの世界に入るきっかけを作ってくれた那須川天心も登場する。対戦相手はクマンドーイ・ペットジャルーンウィット。タイのムエタイ選手だ。

　「この選手は以前、天心選手と激闘を繰り広げたロッタン・ジットムアンノン選手に勝っているから、強いと思います。天心選手は今後、キックボクシングで戦う時間はそんなに長くないと聞いているので、しっかりと目に焼きつけたいです」

　ほかに、朝倉未来対弥益ドミネーター聡志、五味隆典対皇治、浜崎朱加対山本美憂のRIZIN女子スーパーアトム級王座戦など好カードが並ぶ。

　「個人的に楽しみにしているのは浅倉カンナ選手とあい選手の試合です。あい選手とは番組でお会いしたことがあるんですけど、ふだんは優しくてフワフワした感じなのに、試合になると急に変わるところがすごく好き。バチバチの試合を見せてくれるのではないでしょうか」

　日本の格闘技界の今後を占う大みそかの大一番。イベントを盛り上げる東海林の勇姿とともに楽しみたい。

　◇東海林　里咲（しょうじ・りさ）1997年（平9）4月11日生まれ、山形県出身の23歳。昨年3月、RIZINガールのオーディションに合格。同7月、さいたまスーパーアリーナでデビュー。今年はドラマ「警視庁捜査一課長2020」に出演し、来年も出演作が放送される予定。「これから演技の仕事もしていきたい」と抱負。

　◆牧　元一（まき・もとかず）　編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴30年以上。現在は主にテレビやラジオを担当。