嵐 生配信ライブは画面と企画を通し“つながる”演出 日本最多タイ東京ドーム58回目の単独公演
2021年01月01日 05:30
芸能
アリーナにそびえ立つ高さ25メートルの塔の上に輝く直径6メートルのミラーボールの中から大野智(40)、櫻井翔(38)、相葉雅紀(38)、二宮和也(37)、松本潤(37)が現れた。
冒頭から度肝を抜くスケールの舞台装置。この日でKinKi Kidsと並び、日本最多となる東京ドーム58回目の単独公演は縦25メートル、横20メートルの巨大LEDスクリーン2機や40台のプロジェクター、カメラ70台と破格の設備を設置。総スタッフ1300人を投入し、実在する風景にバーチャル映像を重ね、現実を仮想的に拡張するAR技術をふんだんに盛り込むなど、最新テクノロジーを駆使する、ライブ史上に残る壮大なステージとなった。
根底には「無観客でもファンと一緒に楽しみたい」という嵐の思いがあった。事前に寄せられた歌声と合唱したり、ファンの振り付け動画と一緒にダンスしたり。抽選で選ばれた視聴者の姿が場内のスクリーン88枚に映され、嵐と画面越しに交流ができる最新技術も使われた。
ファンもありったけの感謝を伝えた。「感謝カンゲキ雨嵐」の歌唱時、ファンからのメッセージが天井に映されるサプライズ。「日本の宝」「これからもずっと大好き」――。メンバーは感慨深げに上空を見上げた。嵐とファンは距離の壁を越えて、最後はひとつにつながった。