「紅白」瞬間最高視聴率は嵐「Happiness」47・2%

2021年01月04日 09:59

芸能

「紅白」瞬間最高視聴率は嵐「Happiness」47・2%
第71回紅白歌合戦 Photo By スポニチ
 新型コロナウイルス感染拡大防止のため史上初の無観客開催になった昨年大みそかの「第71回NHK紅白歌合戦」(後7・30~11・45)の瞬間最高視聴率は47・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが4日、分かった。
 同数字は2部(後半)の午後9時52分に記録したもの。昨年いっぱいで活動を休止した嵐がスペシャルメドレーで「Happiness」を歌い終えた場面だった。

 嵐は午後9時42分頃から生配信ライブの会場から中継で登場。「カイト」「君のうた」とスペシャルメドレーを歌い上げた。登場直後の同43分に44%を記録すると、徐々に数字が上昇。3曲目の「Happiness」を歌い上げ、最後は総合司会の内村光良(56)との掛け合いで最高の数字を記録した。

 個人視聴率も同時間帯に記録した35・5%が最高だった。

 嵐の後に、アニメ「鬼滅の刃」の主題歌を歌うLiSA(33)が登場。こちらも登場時間すべてで45%超の高い数字を記録した。

 1部(前半)は午後8時47分に記録した39・4%が最高。個人視聴率も同時間帯に記録した29・1%で、こちらはディズニーメドレーだった。

 令和初となった昨年の瞬間最高は2部(後半)の午後11時41分に記録した42・3%。1部(前半)は午後7時44分に記録した37・5%だった。

 今年は放送時間を15分短縮し、コロナ禍における開催方法を模索。通常はNHKホールから生放送しているが、今回はNHK放送センター全体が舞台に。NHKホール、局内最大の広さを誇る101スタジオ、オーケストラスタジオ、審査員ルームの4会場をメーンに各会場のステージならではの演出となった。

 昨年いっぱいで活動を休止した「嵐」は東京ドームからの生中継で第2部序盤の午後9時40分に登場。13分間にわたり「カイト」「君のうた」「Happiness」の3曲をメドレーで披露した。また、嵐の出番前後にも“目玉”を用意。嵐の前は、NHK連続テレビ小説「エール」のコーナーに次ぎ、覆面ユニット「GReeeeN」が主題歌「星影のエール」「キセキ」を熱唱。AR技術を用いたCGによる“初の顔出し”が反響を呼んだ。嵐の後はLiSA(33)が、昨年のレコード大賞にも選ばれた映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の主題歌「炎(ほむら)」を歌い上げた。白組トリの福山雅治(51)は「家族になろうよ」、大トリのMISIA(42)は「アイノカタチ」を熱唱。コロナ禍の列島にエールを送った。

 テーマは「今こそ、歌おう みんなでエール」。総合司会を「ウッチャンナンチャン」の内村光良(56)と同局の桑子真帆アナウンサー(34)、白組司会は俳優の大泉洋(47)、紅組司会を女優の二階堂ふみ(26)が務めた。

 今年の後半の平均世帯視聴率は40・3%。2部制になった1989年以降で歴代最低だった前回の37・3%から大幅3・0ポイント上昇し、2018年の41・5%以来、2年ぶりに40%台の“大台”に回復した。第1部(後7・30~8・55)は34・2%。前回の34・7%から0・5ポイント減となった。
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