箱根駅伝、視聴率歴代新を記録 新様式応援の巣ごもりファン魅了 「半沢」抜き返した!
2021年01月05日 05:30
芸能
番組の望月浩平総合プロデューサーは「沿道での応援を控え、テレビを通じて声援を送られた方が多かった結果」などとコメントした。
新型コロナウイルスの感染拡大が、深刻さを増す中で行われた今大会。往路は連覇を狙う青学大が12位に沈み、伏兵の創価大が初優勝。瞬間視聴率の最高は、創価大がゴールする場面などで36・2%だった。
復路は、その創価大を駒大が最終10区で抜き去るドラマチックな展開で13年ぶり7度目の総合優勝を飾った。瞬間最高は、3位の東洋大と4位の青学大がゴールする場面で41・8%。手に汗握るレース展開が、視聴者にチャンネルを変えさせなかった。
昨年大会は、往路で27・5%、復路で28・6%をマークし、長く年間世帯視聴率のワンツーを快走。9月にTBSの人気ドラマ「半沢直樹」の最終回(32・7%)に抜かれたが、今大会は「半沢」のお株を奪うような痛快逆転劇で抜き返した。
コロナ禍で大きな大会が中止や無観客開催となるなど、スポーツにとっても受難の一年となった2020年。視聴者のニーズの多様化も指摘され、スポーツ中継の苦戦が続く中で、人気コンテンツが改めてその力を見せつけた。