松本哲哉教授 国会議員の会食ルール化断念を猛批判「情けない…『やらない』となるのが普通の行動」

2021年01月08日 19:03

芸能

松本哲哉教授 国会議員の会食ルール化断念を猛批判「情けない…『やらない』となるのが普通の行動」
TBS社屋 Photo By スポニチ
 国際医療福祉大の松本哲哉主任教授(感染症学)が8日、TBS系「Nスタ」(月~金曜後3・49)にリモート出演し、緊急事態宣言下での国会議員の会食ルールをめぐる紆余曲折についてコメントした。
 自民党の森山裕国対委員長は6日、夜の会食について午後8時まで、アルコールが入る会の場合は午後7時までとすることを提案。これに対し、日本医師会の中川俊男会長は「国会議員に範を示していただきたい」と、会食自体を自粛すべきとの意見を出した。

 最終的には折り合いが付かず、ルール化を断念するという結末に、松本氏は「ルールを決めることに躊躇してる。自分たちを律することができない」と痛烈に批判。「自分たちに対して甘いというところが、これで本当にこれから国のこと、皆様方をまとめていけるのか不安でしかない」と述べた。

 今回の緊急事態宣言は、感染経路不明の多くが会食である可能性から、飲食店への時短要請が中心となっている。松本氏は「会食を中心に、国としては時短をやっていくんだということを打ち出している。(国会議員の)会食禁止を決められないということが情けない。いちいちルール化して禁止と言わなくても、みんなが『やらない』となるのが普通の行動」と、国民の認識とのギャップを指摘した。
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