日本を代表するオペラ歌手・岡村喬生さん、死去…89歳、慢性腎不全で
2021年01月09日 05:30
芸能
帰国後はオペラをお茶の間に広めようと、俳優としてNHK大河ドラマ「徳川慶喜」、伊丹十三監督の映画「静かな生活」などに出演。テレビ朝日のお色気番組「ミッドナイトショー」で司会を務めたり、エッセーも執筆しマルチに活躍した。また大道具などを極力抑えたりすることで、1公演1億円近い費用がかかるオペラを数百万円で開催し、安い入場料で普及を図る「省エネオペラ」の取り組みでも知られた。
2011年にイタリアで、プッチーニ作曲のオペラ「蝶々夫人」の日本文化への誤解を正した改訂版を上演し、プッチーニ賞を受賞した。「NPOみんなのオペラ」芸術総監督。著書に「ヒゲのオタマジャクシ世界を泳ぐ」など。