染谷将太 大河「麒麟がくる」本能寺への伏線は「信長のスネ方」
2021年01月09日 08:00
芸能
この大河で新たに築いた信長像。従来のカリスマ性だけではなく、人間的な弱みも盛りこんで複雑なキャラクターに仕上げた。
「自分にとって宝。こんなにじっくり考え、じっくり作り上げることは、ほかのドラマや映画ではできない。信長を演じることが生活の一部になって、気づいたら声の出し方が低くなっていて、自分で『低いなあ』と思ったりする」
現時点で、光秀が本能寺の変を起こす動機は不明。今後、信長とのやりとりの中で、どのような原因が生じるのかが、重要なポイントになる。
「これまで信長は光秀に反論されたりすると、スネていた。だんだん話が進むにつれて、そのスネ方が変わってくる。『すん』というスネ方ではなく、激しいスネ方、嫌なスネ方になる。『こんな上司は本当に嫌だ』ということになっていくと思う」
回を重ねるごとに変貌していく信長。その末路が本能寺の変ということになる。
その要因として「信長にはピュアさがある。でも、そのピュアさは、自分が力をつけていくと危ないものになる。だんだん自分の感情もコントロールできなくなる」と“ピュアさの暴走”を指摘した。