舞台「パレード」初日延期、4公演中止 新型コロナ感染の石丸幹二、武田真治が出演予定

2021年01月12日 22:58

芸能

舞台「パレード」初日延期、4公演中止 新型コロナ感染の石丸幹二、武田真治が出演予定
17年ミュージカル「パレード」の会見に出席した際の石丸幹二(右)と武田真治 Photo By スポニチ
 新型コロナウイルス感染が確認された俳優の石丸幹二(55)と武田真治(48)が出演予定で、今月15日に開幕を控えていたミュージカル「パレード」(15~31日、東京芸術劇場プレイハウス)の初日が延期となった。12日、主催者が公式サイトで発表した。
 発表によると、コロナ陽性となっていた4人の公演関係者は「いずれもその後の経過が良好で、保健所及び医療機関より復帰の見通しを頂いております」という状態だが、まだ最終的な公演スケジュールを確定させることができず、初日延期と15~17日の計4公演中止を決断。「お客様ならびに関係者の皆様には大変ご心配とご迷惑をお掛けすることとなり、深くお詫び申し上げます」としている。

 今月2日に石丸と武田の陽性が確認され、主催者は4日に改めてキャスト・スタッフ全員のPCR検査を実施。検査対象者99人から新たに2人の陽性反応者が確認された。2人も無症状で、保健所の指導の下、既に療養中。

 石丸は昨年12月28日に喉の違和感を覚え、今月2日になっても症状が続いたため、抗原検査を受けたところ、陽性が確認され、新型コロナウイルス感染と診断された。症状は軽症で、9日に保健所による経過観察が解除となったことが報告された。

 武田は昨年12月31日に発熱し、今月2日になっても症状が続いたため、抗原検査を受けたところ、陽性が確認され、PCR検査は受けていないものの、新型コロナウイルス感染と診断された。症状は安定しており、自宅療養中。

 11月25、26日に実施したPCR検査はキャスト・スタッフ全員陰性だった。

 20世紀初頭に実際にあったアメリカの冤罪事件を題材に、夫婦の愛を描く究極の人間ドラマ。1999年、米演劇界最高峰「トニー賞」で最優秀楽曲賞、最優秀脚本賞の2部門を受賞した。

 2017年、日本初演。石丸は殺人容疑をかけられる主人公レオ・フランク役、武田は新聞記者ブリット・クレイグ役を演じた。
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