市川猿之助 音信不通となった“戦隊ヒーロー”の転身に感慨「今が良ければ全て良し!」
2021年01月13日 21:45
芸能
2009年放送のテレビ東京時代劇で大柴さんと共演し、約1カ月の撮影の間で親交を深めた。「常に一緒にいて、急に仲良くなって。一緒にいてとにかく楽しかった」と猿之助。撮影後も連絡したそうだが、「携帯を替えているうちに番号がなくなるってあるじゃん。それで連絡を取らなくなって。最近、見かけないしどうしたのかなって、気になっていた」と話した。
番組は大柴さんに直撃取材を敢行した。猿之助との共演からほどなくして、「芸能界に入るキッカケを与えてくれた叔母が亡くなった」という。持病のヘルニアもあり心身のバランスを崩してしまった。そんな中、知人の焼き肉店で働くことになり、「役者以外で働くのが初めてでこういう仕事も楽しい。しっくりくる居場所をようやく見つけた」と感じ、芸能界引退を決意。
現在は地元・静岡県で焼き肉店と理髪店を経営する。猿之助ら芸能関係者との連絡は、「役者を辞めよう」と決心したことから、自ら絶った。その行為に葛藤があったとし、「猿之助さんの姿を見ると当時のことを思い出して。ご縁が切れてしまった事、申し訳ないことをした思いがずっとあった。謝らせていただくのと同時に、ありがたいとお礼を言いたい」と語った。
大柴さんは撮影当時、猿之助が気にかけてくれたことにも触れ、「まさか猿之助さんのほうか思い出してくださって。感謝でしかない。本当に情に厚い方」と、しみじみ。スタジオでVTRを見ていた猿之助は、感慨深げな表情で拍手した。「今が良ければ全て良しなんだから!う~ん!」と言葉に力を込め、「良かった良かった成功して、静岡行く!」。旧友との再会を誓った。