小川彩佳アナ 入社1年目で「サンデープロジェクト」担当 「毎週頭クラクラ…トイレに駆け込んで」
2021年01月30日 12:41
芸能
当時を振り返り、「緊張感しかない2時間だった。それを毎週日曜の朝」と小川アナ。寺崎貴司アナウンサー(58)とともに、司会進行役を担っていたが、「試練というのが必ず毎回、突然、田原さんからどこかで『小川さん、今の聞いてどう思った?』って聞かれるんですよ。多いのがCMに入る10秒前とかだったりする。あまりに不意な問いなので、まったく心の準備もできず、頑張って取り繕って、今朝の社説にこう書いてあったなってことを言うんですけど、最後まで聞いてもらえないんです。『そんなこと聞いてるんじゃないんだよ』って切り上げられる。ちょっと背伸びをしてたんでしょうね」と苦笑。「毎週、頭もクラクラしていて、おなかも痛かった…。トイレに駆け込んでました。日曜日の朝、おなか痛くなって」と語った。
MCの阿川佐和子(67)から「いい加減に答えればよかったのに…」と言われ、小川アナも「そうなんですよね」と納得。「それをし始めてからだんだん最後まで聞いていただけるようになった気がします」と明かした。
田原氏の反応に変化があったのは、小川アナが初めて現場取材を担当した痴漢冤罪についての話題だったといい、当事者をスタジオに呼んで進める中で、思わず号泣。「『日本の司法とは!』と思いながら、嗚咽交じりに泣きながらしゃべったんです」と回顧。それまでは「アナウンサーは冷静沈着でいなければならない。事実をまっすぐに伝えないといけないと思っていた」といい、その“失態”に落ち込んでいたというものの、田原氏からは「きょう、良かったよ!」と好反応だったという。「素直になることが一番大事なんだ。その時に、伝わるんだ。素直になることを怖がらないで」という言葉をかけられたといい、「稚拙でもいいし、キレイじゃなくてもいいから、必死に自分の言葉をつないでみようと、決心して、徐々に田原さんにもコメントを聞いていただけるようになった」と懐かしんだ。