加藤シゲアキ NHKドラマ初主演 激動の1年…NEWSとして作家として「この仕事が好きと実感」

2021年02月03日 05:30

芸能

加藤シゲアキ NHKドラマ初主演 激動の1年…NEWSとして作家として「この仕事が好きと実感」
「NEWS」加藤シゲアキ Photo By スポニチ
 NEWSの加藤シゲアキ(33)がNHKドラマに初主演することになり2日、都内でリモート会見に臨んだ。作品は「六畳間のピアノマン」(6日スタート、土曜後9・00)で、米歌手ビリー・ジョエル(71)の名曲「ピアノ・マン」に導かれ、人々の人生が交錯するさまを描く。
 全4話の放送のうち加藤は第1話の主演。ある出来事をきっかけに、他人と関わらないように生きる派遣社員を演じる。大阪が舞台の物語で、加藤は5~10歳まで大阪で過ごしたが「関西弁でセリフを覚える作業は初めてで、最初は凄く戸惑った」と撮影時の苦労を明かした。

 同作や舞台の主演が相次いで決まっているが、作家業でも勢いに乗っている。この日は、著書「オルタネート」(新潮社)が第42回吉川英治文学新人賞にノミネートされたことが発表に。直木賞、本屋大賞に引き続きアイドル初の快挙となった。

 加藤はこの一年の執筆活動について、脚本を手掛けるなど挑戦し続けて幅が広がったとし「頑張ってきたからこそ皆さんが“加藤の本、読んでみよう”と思ってくださり文学賞の候補につながったのかな」と分析。「あらゆるチャレンジが一つの形になった」と手応えを語った。

 直木賞の選考会では小説家の北方謙三氏が「オルタネート」を高く評価。加藤は「褒めてくださると思っていなかったので素直にうれしかった」と笑顔を見せた。

 グループ活動については「形が変わったりコロナにかかったり、不安定だった」と回想。昨年は6月に元メンバー手越祐也(33)がジャニーズ事務所を退所。ドラマの撮影期間でもあった11月には自身と小山慶一郎(36)が新型コロナウイルスに感染し、休養した。「いいことも悪いこともあるが、それが芸能活動をする醍醐味(だいごみ)」と思いを明かし、「この仕事が好きと実感した一年」としみじみと振り返った。
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