坂本龍一&つんく♂ 闘病経験の2人が初タッグ!小児がん支援ソング共作 21組アーティストが参加

2021年02月03日 05:31

芸能

坂本龍一&つんく♂ 闘病経験の2人が初タッグ!小児がん支援ソング共作 21組アーティストが参加
坂本龍一(右)とつんく♂ Photo By スポニチ
 世界的音楽家の坂本龍一(69)と音楽プロデューサーのつんく♂(52)が初めてタッグを組み、チャリティーソングを共作した。曲名は「My Hero~奇跡の唄~」で、小児がん治療を支援する。DA PUMPのISSA(42)や河村隆一(50)倖田來未(38)ら21組が歌いつなぎ、日本版「ウィ・アー・ザ・ワールド」のような豪華作となった。
 壮絶ながん闘病を経験した2人が、子供たちのために立ち上がった。坂本は14年に中咽頭がんを罹患(りかん)。闘病を経て寛解するも、昨年直腸がんが見つかり、先月に摘出手術を受けた。つんく♂も14年に喉頭がんを患い、声帯を摘出して声を捨てて生きていくことを選んでいる。

 昨年2月に初開催された小児がん治療支援のチャリティーライブ「LIVE EMPOWER CHILDREN」の主催側から「テーマソングを作ってほしい」と2人にオファーがあった。坂本が作曲したミディアムバラードに合わせて、つんく♂が作詞。♪一度きりの人生だし 楽しまなくちゃ 欲張らなくちゃ…と、闘病中の子供やその家族に向け、勇気と希望を届けている。

 参加アーティストは多彩な21組。故マイケル・ジャクソンさんやスティービー・ワンダー(70)ら米歌手45人が参加した「ウィ・アー・ザ・ワールド」(85年)のようにワンフレーズずつ歌いつなぎ、サビで歌声を重ねている。

 今月15日に配信リリースされ、同日、無観客・生配信で開催される第2回「LIVE…」で披露される。来月3日にはCDでも発売され、売り上げから制作費を除いた収益全額を寄付する。

 坂本は「幅広い年代の人たちが簡単に覚えられて、みんなで歌えるようにと思って作ったものです」と手応え。つんく♂も「子供が元気であれば、世界も元気になるはずです。そんな思いを込め、坂本龍一さんと一緒に音楽を作りました」としている。

 ≪昨年ジャニーズが15組75人ソング≫大人数が参加したチャリティーソングとしては、ジャニーズ事務所の15組75人による期間限定ユニット「Twenty★Twenty」による「smile」(昨年8月発売)が話題になった。11年5月にはサザンオールスターズや福山雅治(51)らアミューズ所属の37組54人が「Let’s try again」を発表。東日本大震災の被災者支援として収益全額を寄付した。海外では19年4月のアースデイ(地球の日)に合わせ、ジャスティン・ビーバー(26)やアリアナ・グランデ(27)ら30組が参加した「Earth」が発売された。

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