海老蔵 親子3人映像作品初共演!3・26フジ「桶狭間」海老蔵が信長役 勸玄は吉法師役 ぼたんは帰蝶役
2021年02月04日 06:00
芸能
勸玄演じる吉法師は、父・信秀(北村)と尾張国・萬松寺で対峙するシーンに登場。信秀はこの翌日に三河に出兵することになっており、その前に、吉法師に対して織田家の嫡男として、そして武士の心構えを諭すのだった。
ぼたん演じる帰蝶は、周囲から“マムシ”と恐れられた美濃の国主・斎藤道三(佐藤)の娘。隣国・尾張の織田家との政略結婚で、のちに信長の元に嫁ぐことになる。今回は道三との美濃・稲庭山城のシーンに登場。女子と生まれたが故の自分の宿命について、道三が語る場面となる。
2人の出演について、海老蔵は「今回の出演は、自分たちに決めさせました。プロデューサーの方にどうするか聞かれて、自分たちで『やります』と伝えに行ったので、僕は受け入れただけです」とコメント。真剣な眼差しで2人の撮影を見守り、ぼたんの出演シーンで何度かセリフの読み合わせを行い、時にアドバイスをする姿も。撮影後には「ちょっとアドバイスしたら、すごく良くなった」と父親らしい笑顔。勸玄のシーンでも「モニターを通すと、グッと良くなる」と満足した様子だった。
同局の高井一郎プロデューサーは「撮影はもう1年前のことで、勸玄くん、ぼたんちゃんとも、まだまだ表情に幼さが残る頃でしたが、役衣装となって現場に入った時には立派な役者で、監督の指示や海老蔵さんのアドバイスを真剣に聞き、実践していく姿は既にプロフェッショナルでした。視聴者の心に残るとてもいいシーンになったと思います」と絶賛。
「余談になりますが、どちらの現場も海老蔵さんの出番はなかったのですが、撮影を見守る海老蔵さんは時に父として、また厳しい師匠として、クルクルと表情の変わるのがとても印象的でした」と振り返った。
海老蔵は昨年5月に十三代目市川團十郎白猿を襲名する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、襲名と披露興行が延期に。今も多くのエンターテインメント作品が中止や延期を余儀なくされ、大きなダメージに見舞われている現状を鑑み、海老蔵とも協議の結果、まだ予定の決まっていない海老蔵の襲名披露公演に先立ち、ドラマ放送を決定。今できる最大限のこととして「テレビドラマという形でエンターテインメントをお届けしたい」という海老蔵本人の強いメッセ-ジが込められた今作。襲名プロジェクトリスタートの皮切りとなる。