「麒麟がくる」オンライン後夜祭を光秀の居城がある京都・福知山市が開催
2021年02月06日 18:47
芸能
同市は放送開始に合わせて福知山光秀ミュージアムを開館。昨年6月2日の本能寺の変当日、結果発表した「原因説50総選挙」には海外を含む3万以上の投票があり、信長の非道ぶりが許せず正義のために討ったとする「暴君討伐説」が1位に輝くなど街おこしとドラマの盛り上げ役も担ってきた。
ところがドラマに肝心の福知山が登場しない。同市は登場を願って「麒麟よ来い」キャンペーンを昨年末から開始した。
市内7カ所に設置した「光秀が話す自動販売機」の音声を「麒麟よ来い」に。キャンペーン初日にははっぴ姿の市職員と「丹波福知山手づくり甲冑(かっちゅう)隊」が福知山城本丸広場で気勢を上げた。
期待を寄せたのが前回1月31日放送の第43回。光秀が信長の指示で実行した丹波攻めが登場したが、ここでも福知山の描写はなかった。ただ、放送直後、ドラマに接続して舞台背景を紹介する「紀行」に福知山城や光秀が築いたとされる堤防「明智藪」が取り上げられた。
「福知山市には、今も光秀の面影が息づいています」とのナレーションに同市秘書広報課は「“麒麟が来た”という認識」と矛を収める。放送直後、同市ツイッターでのアンケートでも7割が同様の意見、残る3割が「半分OK」と「最終回での登場を狙っていこう」で半々だった。