大河「麒麟がくる」最終回 長谷川“光秀”は最後まで裏切らない!「この18カ月は一生の宝物」
2021年02月07日 06:00
芸能
脚本の変更も余儀なくされたが、長谷川は「撮影が一時中断したことは、光秀を演じる上で、もしかすると一つの転換点になったのかもしれません」と回想。再開後はスタジオセットでの撮影が中心になり、人間関係により焦点が当てられた。「撮影現場での緊張感や、張り詰めた空気が、役にも作品にも結果的にいろいろな意味での影響を及ぼしたのではないか」と分析した。
当初予定していた全44回の放送回数は短縮せず、暦年制の大河ドラマとしては史上初の越年放送となった。主君の織田信長との愛憎を軸に、1年以上かけて骨太な物語を紡いできた長谷川は「世のため、民のため、平らかな世を目指し貫き通した男」と光秀という役を解釈。斎藤道三(本木雅弘)や松永久秀(吉田鋼太郎)ら個性的な武将たちとの絡みも濃厚に描かれ、「明智光秀は、さまざまなキャラクターから刺激を受けてつくられていった集合体だったと言っても過言ではありません」と振り返った。
最終回では“戦国最大のミステリー”と呼ばれる「本能寺の変」が描かれる。制作統括の落合将氏も「光秀は一体どんな選択をするのか。全ての謎が本日の放送で解き明かされます」と期待感をあおった。