歴代大河の「本能寺の変」 「太閤記」はNHKに「信長を殺さないで」の投書 「徳川家康」は濃姫も応戦
2021年02月07日 08:50
芸能
<大河ドラマで描かれた主な「本能寺の変」>
▽「太閤記」(1965年)高橋幸治 朝方に襲撃を受け、最後は不敵な笑みを浮かべて切腹。当初は第32回で本能寺の変が放送される予定だったが、高橋の人気でNHKに「信長を殺さないで」という投書が相次ぎ、約2カ月後の第42回まで延期された。
▽「徳川家康」(83年)役所広司 濃姫(藤真利子)自らやりを持って応戦するなど、珍しいシーンがある。「もうしばらく生きたかった。無念なり」と最後につぶやき、切腹。
▽「信長 KING OF ZIPANGU」(92年)緒形直人 謀反に気が付き「あり得そうなことじゃ」とつぶやいて、応戦。肩に矢、脚に銃弾を受け、切腹した。
▽「秀吉」(96年)渡哲也さん それまでの大河では女性や子供を殺害するシーンは描かれなかったが、本作の本能寺の変では鉄砲で侍女が射ぬかれる場面がある。最期は「人間50年」の一節で知られる舞「敦盛」を踊り、立ったまま首をかき切って自害。
▽「功名が辻」(2006年)舘ひろし 足元は黒革のブーツ、手にはサーベルを持ち、洋装に近い形の信長が誕生。銃撃戦のさなかに弾を受け、最後の力を振り絞り「夢、幻なり」とつぶやいて首を切り自害。