「麒麟がくる」大河最終回18%超は「江」以来9年ぶり快挙“勝因”は本能寺の変 普段見ない層も視聴
2021年02月08日 10:20
芸能
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この夜はさらに、ライバル2強の日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」(日曜後7・58)15・3%、テレビ朝日「ポツンと一軒家」(日曜後7・58)14・6%を上回り、同時間帯横並びトップに立った。
世代別の視聴率を見ると、最終回は特に、12~1月に7%前後だったF3層(女性50~64歳)が13・3%、同じく7%前後だったM3層(50~64歳)が12・2%と大幅アップ。前週1月31日、F3層とM3層が最も視聴したのはTBS「バナナマンのせっかくグルメ!」(日曜後8・00)。そこから「麒麟がくる」最終回が視聴者を奪った。
また、普段は大河ドラマを見ないF1層(女性20~34歳)、F2層(女性35~49歳)の視聴率も上がり「本能寺の変だけは見てみよう」という視聴者が多かったことがうかがえる。
NHKは第41~44話と残り4回となった1月17日朝に「本能寺の変は最終回で描かれる」と発表。今作最大のヤマ場を早めに打ち出し、宣伝に集中してきた。
残り1週間は連日、キャストのコメントを番組公式ツイッターに掲載。堺正章(74)の「こんな終わり方がこれまであっただろうか?」、滝藤賢一(44)の「私も楽しみすぎて鼻血出そうです(笑)」、徳重聡(42)の「僕が大好きなラストシーン。皆さんは、どうぞ驚かされてください」など、期待をあおった。
大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた名手・池端俊策氏(75)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生を描いた。昨年1月19日にスタート。新型コロナウイルスの影響により、途中、約3カ月の撮影&放送休止を挟み、1~12月の暦年制としては史上初の越年放送となった。
「麒麟」は、王が仁のある政治を行う時に必ず現れるという聖なる獣。最終回は、戦国最大のミステリーにして今作最大のクライマックス「本能寺の変」(天正10年、1582年)が描かれた。
ラストは「山崎の戦い」(天正10年、1582年)で羽柴秀吉に敗れた後も、光秀が生き延びて僧侶「南光坊天海」として徳川の幕政に関わったとの“生存説”に含みを持たせた衝撃のシーン。SNS上も騒然となった。