“大河復活”「麒麟がくる」最終回視聴率18・4% スピンオフ制作への機運高まる

2021年02月09日 05:30

芸能

“大河復活”「麒麟がくる」最終回視聴率18・4% スピンオフ制作への機運高まる
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」最終回の明智光秀(長谷川博己)(C)NHK Photo By 提供写真
 7日に放送されたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の最終回の平均視聴率が18・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが8日、分かった。全44話の期間平均は14・4%。前作「いだてん」の8・2%を6・2%も上回り“大河復活”を強く印象づけた。
 初回の19・1%に次ぐ番組2位の高視聴率で有終の美を飾った。“戦国最大のミステリー”といわれる「本能寺の変」を1話かけて丁寧に描き、番組ラストでは光秀と思われる人物が颯爽(さっそう)と草原を駆け抜け、光秀生存説にも含みを持たせた。

 放送終了後からネット上に「光秀のその後が見たい」などのコメントがあふれ、主演の長谷川博己(43)も「何か番外編で、またお会いできたら」とメッセージを寄せるなど、早くもスピンオフ制作への機運も高まっている。

 ここで注目が集まるのが、光秀が生き延びて僧侶「南光坊天海」として徳川の幕政に関わった説。最終回は、羽柴秀吉の「中国大返し」や「山崎の戦い」、徳川家康の「伊賀越え」などが簡略化され、視聴者にとっては“消化不良”となる要素もあった。これらを丁寧に描き、光秀のその後にも触れる物語へ期待も高まる。

 同局関係者も「長谷川さんがやる気を見せていますし、制作現場でもスピンオフに期待を寄せる声は多い」と明かす。「(脚本の)池端俊策さんも“少し休みたい”と語っていますし、まずは今回で一段落。ただスピンオフを望む声が多く寄せられ続けたら本格検討に入る可能性もある」(同関係者)としている。再び“麒麟がくる”ことがあるのか、注目が集まる。

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