森山周一郎さん死去 86歳 声優として「紅の豚」で主人公演じる

2021年02月09日 17:45

芸能

森山周一郎さん死去 86歳 声優として「紅の豚」で主人公演じる
俳優の森山周一郎さん Photo By スポニチ
 俳優で声優の森山周一郎(もりやま・しゅういちろう、本名 大塚博夫=おおつか・ひろお)さんが8日、肺炎のため埼玉県内の病院で亡くなった。86歳。愛知県出身。葬儀・告別式は近親者のみで営む。お別れの会は予定していない。
 所属事務所によると、昨年12月始めに自宅で転倒して大腿骨と腰を骨折し手術。入院中に以前から悪かった肺の状態が悪化し、1月下旬には危篤状態となった。一時持ち直したが、8日に容体が急変したという。昨年放映された、NHK連続テレビ小説「エール」の出演が最後の仕事となった。

 1934年(昭和9年)生まれ。日大中退後、劇団に入り、58年に日本テレビ「遊星王子」に出演。以後俳優としては時代劇やアクション作品で個性の強い悪役を演じ、NHK大河ドラマでは「竜馬がゆく」(68年)、「峠の群像」(82年)、「徳川慶喜」(98年)などにも出演。声優としては低音の魅力を生かし、ジャン・ギャバンやチャールズ・ブロンソンなど、ハードボイルドな役の吹き替えを数多く担当。70年代に日米で人気を博したテレビドラマ「刑事コジャック」では、コジャック役のテリー・サバラスの吹き替えは当たり役となった。92年の宮崎駿監督のアニメーション映画「紅の豚」で演じた主人公のポルコ・ロッソ役は有名。

 バラエティ番組やCMなどのナレーションでも活躍し、NHK「歌謡プロムナード~歌うのはあなた~」でもナレーションを担当した。

 

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