仕事一辺倒だった笠井信輔アナ 闘病生活で変わった家族関係「『手を差し伸べたい』と思ったみたい」
2021年02月10日 17:21
芸能
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笠井アナは「がんになって良かったとは思わないけど、がんになったからこうなれたというのがいくつもある」と闘病生活を振り返った。そのうちの一つが、家族との関係だったといい、「ちょっと評判の悪い父親だったんですよ」と告白した。
3人の息子が小さいころは「イクメン」だったというが、子供たちが成長して手がかからなくなるにつれ、アナウンサーとしての向上心が再燃したという。「45くらいから、『ここからさらにアナウンサーとしてのスキルを上げよう』と。負けちゃいられないから、とにかく頑張るんだということで、仕事一辺倒で頑張って、家庭を顧みないような感じで、好き勝手に働いていた」という。
家族からは「もうちょっと家族の方を見たりゆとりを持って、朗らかに生きられないのか?」と指摘されたが、笠井アナは「今の生き方をしてきたからここまで来られたんだから、絶対にやめられないって続けてた」と反発。家族との関係が冷ややかになっていったという。
そんな中でのがん発覚だった。「それまでふんぞり返って聞く耳を持たなかった父親が、家族だけですよ?頼れるのは。言うことを聞いて『ありがとね』とやっていたら、そういう私には『手を差し伸べてあげたい』と家族は思ったみたい」。家族の大事さが身に染みて分かったといい、「関係性が再構築されました」と明かした。
妻にその話をしたところ、「私たちが変わったのは、あなたが変わったから」と返してくれたという。MCの笑福亭鶴瓶(69)が「奥さんってすごい」と感心すると、笠井アナも「本当にそう思う。妻が正しかったことは人生の中でいくつもある。節目節目で」と、人生の伴侶への感謝を口にした。
昨年6月には、悪性リンパ腫が完全寛解したことをブログで報告。仕事も再開した。「テレビ局のいろんな方々がご心配下さって、『まだ笠井さんには無理かな?』と思っている方もたくさんいらっしゃるようですけど、本当に大丈夫なので、何でもお声がけ下されば、はせ参じます」と宣言していた。