将棋の藤井聡太2冠(18)=王位、棋聖=が11日、優勝した第14回朝日杯将棋オープン戦表彰式後に報道陣の取材に応じ、東京五輪・パラリンピックの聖火ランナーを辞退したことについて言及した。
出身地である瀬戸市内を走る予定だった藤井2冠は、「昨年秋頃(日本将棋)連盟経由で参加確認の連絡があったので、その時に(辞退を)決めた」と決断の時期を話した。聖火ランナー選出時点では無冠だったが、昨年王位と棋聖の2つのタイトルを獲得。「オリンピックの状況と自分の立場の変化も(辞退の)要因のひとつ。前よりも将棋に精進していかないといけないと思っていた」と理由を説明した。