キンコン西野の勘違いで深まった溝 吉本の社員にとばっちり
2021年02月14日 10:00
芸能
リポーター 先月27日に自身のツイッターで「退社する可能性も」とつぶやいて騒動になってから、わずか3日で電撃退社。
週刊誌記者 西野は一貫して「円満」を強調しているが、吉本の先輩だった「ダウンタウン」の松本人志がテレビで「円満がこんな急にバタバタ辞めるわけがない」と話していたように疑問は残る。
スポニチ本紙デスク 西野と吉本の間には、かなり温度差があった。
ワイドデスク 西野が苦言を呈した社員の名前が特定できる画像をツイッターで公開したり、オンラインサロンに公開したメッセージに少なからぬ事実誤認があったとスポニチで報じていたね。
本紙デスク 吉本の社員への当たりが強くなっていた部分は大きい。実は昨年末にも、そんな関係性を象徴する出来事があった。
リポーター どんなことがあったの?
本紙デスク 西野が原作・製作総指揮を務めるアニメ映画「えんとつ町のプペル」の公開を控えた昨年12月18日、都内の書店からオンライントークを生配信する予定だったが、現場のセッティングに不満を爆発させ、すぐに帰ってしまった。
週刊誌記者 その後自宅から配信してたよね。吉本に対し「あんな設営では笑いがとれない。笑いのプロなら考えろ」という趣旨のことを話していたね。
本紙デスク でもその舞台設営には吉本はノータッチ。会場の書店と、西野の新刊を発行した出版社がセッティングしていたんだ。
ワイドデスク 吉本の社員にとっては、とばっちりだった。
リポーター プロ意識を持ち出すなら、どんな場所でも笑いをとるのが芸人という気もしますしね。
本紙デスク 西野はその後「先方に申し訳ない」と、突如、新刊の特売会をその書店で行うと言いだした。その後、吉本と出版社は数百部の本の確保に奔走することになった。
週刊誌記者 西野の才能やバイタリティーは分かるが、ついていくのは大変そうだね。
ワイドデスク マルチな活動は芸人の枠を超え、成果も伴っていた。上層部の評価も高かったというし、社員を上から見ていた部分もあるのかもね。
週刊誌記者 映画は動員100万人超えと好調のようだよね。
リポーター 製作や宣伝費などが、西野が思っている以上に膨れあがっていて、まだ回収できていないそうだよ。
週刊誌記者 なかなか大変そうだが、頑張ってもらいたいね。