宝塚「ロミオとジュリエット」初日 礼真琴、舞空瞳が客席を魅了
2021年02月14日 16:45
芸能
「心の動き方が、新人公演で演じた時とは全然違う」と話していた通り、高い歌唱力と細かな演技、経験を重ねてもなお、作り上げた初々しいロミオ像がファンを魅了した。さらなる圧巻はフィナーレのデュエット。劇中歌をフラメンコ風にアレンジした曲で、ジュリエット役のトップ娘役・舞空瞳(まいそら・ひとみ)とともに、得意のダンス力を存分に生かし客席のため息を誘った。
「この作品がなかったら今の自分はいない」と言い切るほど、礼にとってターニングポイントとも言える“ロミ・ジュリ”。「久々にゾクゾク、ワクワクした作品に携われて幸せ。いい意味で作品のイメージをガラっと変えながら、期待を裏切らない舞台を届けたい」と熱演を誓っていた。公演は3月29日まで。東京宝塚劇場では4月16日~5月23日。