田中雅美さん 会長辞退した川淵氏に「停滞する状況を一歩前進させる期待感があった」

2021年02月15日 13:42

芸能

田中雅美さん 会長辞退した川淵氏に「停滞する状況を一歩前進させる期待感があった」
競泳のシドニー五輪銅メダリストでスポーツコメンテーターの田中雅美さん Photo By スポニチ
 競泳のシドニー五輪銅メダリストでスポーツコメンテーターの田中雅美さん(42)が15日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。東京五輪・パラリンピック組織委員会の混迷する会長交代劇について言及した。
 組織委の森喜朗会長(83)が女性蔑視発言で引責辞任を表明。森氏からの後継指名を受諾する考えを示していた日本サッカー協会元会長で選手村村長の川淵三郎氏(84)は一転して辞退する意向を示した。後任として橋本聖子五輪相(56)が最有力候補として浮上。川淵案が浮上した際、菅氏が水面下で森氏に「もっと若い人を」「女性はいないか」と要請していたことが明らかになっている。

 田中さんは「川淵氏には停滞する状況を一歩前進させる期待感があった。選手を動揺させるような混乱が長引くことは避けてもらいたい」とし、川淵氏について「お会いした感じはすごく穏やかで優しい感じですけど、もちろん今までやられてきた中では剛腕、ワンマンだと言われているのも知っています。強いリーダーシップのもと、いろいろな改革をされてきたという実績も知っている上で、最近の(川淵氏の)ツイッターなどの発言を振り返ってみると、選手目線であったりとか現場を称えるような思いがあることに元アスリートからすると親近感と信頼感というものがあった。また状況をふかんして見て下さっているような気がして、いろんな方々の気持ちを踏まえた上での五輪への一歩前進、正しい判断をしてくれるのではという期待があった」という。そして、「いろいろな状況を見てみると、透明性、透明性って言うなら、こういうふうに(川淵氏が森氏に頼まれた時のことを)お話されることが悪いことではないと私は思っている。なんでこれがネガティブな混乱という形になってしまうのか。今1番避けたい状況になっていると思います」と自身の考えを述べた。
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