「青天を衝け」大河8年ぶり大台発進!近現代苦戦予想覆す 吉沢亮らに女性支持 「ニュース7」拡大影響?
2021年02月15日 16:30
芸能
19年「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」に続き、近現代が題材。「いだてん」はインターネット上の評価は高かったものの、全47話の期間平均8・2%は大河ドラマ史上初の1桁。リアルタイムの世帯視聴率には結び付かなかった。
近現代大河は当たらないと言われ、「青天を衝け」についても苦戦を予想する声もあったが、大台発進に加え、ライバル2強の日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」(日曜後7・58)の14・2%、テレビ朝日「ポツンと一軒家」(日曜後7・58)の14・2%を上回り、同時間帯横並びトップ。苦戦予想を覆した。
18・4%をマークした前作「麒麟がくる」最終回(2月7日)と「青天を衝け」初回の世代別の視聴率を比べると、
F1層(女性20~34歳): 4%台→ 4%台
F2層(女性35~49歳): 6%台→ 8%台
F3層(女性50~64歳):13%台→15%台
F4層(女性65歳以上):20%台→25%台
M1層(男性20~34歳): 3%台→ 4%台
M2層(男性35~49歳): 5%台→ 4%台
M3層(男性50~64歳):12%台→12%台
M4層(男性65歳以上):23%台→22%台
「青天を衝け」は女性の支持を獲得。“国宝級イケメン”から19年前期の連続テレビ小説「なつぞら」で“天陽くん”を好演し、大ブレイクした主演・吉沢や、17年ぶりの大河出演となる徳川慶喜役・草なぎ剛(46)らへの注目の高さがうかがえる。
また14日は、通常は大河ドラマの前に放送される「ダーウィンが来た!」(日曜後7・30~8・00)に代わり、地震報道のため「NHKニュース7」(後7・00~7・30)枠を30分拡大。30分拡大部分(後7・30~8・00)の視聴率は16・6%で、普段12~13%の「ダーウィンが来た!」より高かった。前番組に通常よりも多く視聴者が集まり、そのまま「青天を衝け」に入ったことも数字を押し上げたとみられる。
前作「麒麟がくる」の最終回は18・4%。大河ドラマ最終回の18%超えは、11年「江~姫たちの戦国~」(19・1%)以来9年ぶりの快挙となった。通常ならば年末年始を挟み、インターバルがあるが、戦国最大のミステリー「本能寺の変」を描いた「麒麟がくる」最終回の熱量を、「青天を衝け」が引き継いだ。
初回放送開始後、午後8時9分には「#青天を衝け」がツイッターの国内トレンド1位、午後8時25分には世界トレンド1位。Yahoo!リアルタイム検索のトレンド上位20位には「徳川家康です」「徳川斉昭」「高島秋帆」「玉木宏」「小林優仁(主人公の子役)」が入るなど、SNS上の反響も上々。今後の動向が注目される。