藤井2冠、高校自主退学を決断 師匠・杉本八段「2年あまり通えた。意味があった」
2021年02月17日 05:30
芸能
史上最年少でのタイトル奪取、しかも2冠に輝いた今年度は生活が一変したという。コロナ禍による休校期間を経て、授業再開のタイミングと棋聖戦5番勝負、王位戦7番勝負のタイトル挑戦が重なった。「タイトルを2つ獲ってからは学校へ行く時間がなかった」と多忙ぶりを物語る一方、「本人もそこまで卒業にこだわってなかったのかもしれません」と背景を説明した。
杉本も自ら高校進学を選択しなかった。21歳でプロとなる四段に昇段するが、当時は義務教育を終えると将棋に専念する奨励会員が多かった。記録係を務めれば、日付をまたぐ対局にも付きっ切りになる。藤井については「(高校には)2年あまり通えた。そこには意味があったと思います」と振り返った。