八代英輝氏　橋本新会長擁護の竹下氏に「ジェンダー警察の皆さんの格好の餌食」

　弁護士の八代英輝氏（56）が19日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび！」（月～金曜前10・25）に出演。自民党の竹下亘元総務会長が、フィギュアスケート男子の高橋大輔にキスを強要したと過去に報道された東京五輪・パラリンピック組織委の橋本聖子新会長を「スケート界で男みたいな性格なので、ハグなんて当たり前だ。セクハラと言うのはかわいそうだ」など擁護したことについてコメントした。 　竹下氏は同時に、「セクハラと思ってやっているわけではなく、当たり前の世界だ」と指摘し、さらに「セクシュアルな思いを持ってしたわけでは全くない。理解してあげてほしい」とも述べた。その後、竹下氏の事務所は報道各社に対し「男みたいな」とした発言に関し「正確には“男勝り”と言いたかった」と訂正した。

　八代氏は「男女いずれに例えるにしろ皆さん非常に敏感になっていますし、避けておいた方がいいだろうという空気は理解しておいていただければなって思った中での発言だったので、ジェンダー警察の皆さんの格好の餌食になってしまう問題だったんだろうなと思います」と言い、さらに「私はどちらかというと2つ目、3つ目の発言の方がちょっと重症なんではないかなと。セクハラっていうのは本人が思っているかどうかではなく、相手、被害者がどう思うかが1番大事な問題。ですのでセクシャルな思いを、する側が持っていたかどうかの基準で判断されるっていうのは、これは完全に間違った認識」と指摘した。

　MCの恵俊彰(55)が「正確には、高橋さんがそうじゃないって言ってるんだからって言う方がいいわけですか？」と聞くと、「それも竹下さんが代弁することではないと思いますね。いろんな当時の地位関係とかそういったものも踏まえてご本人の発言がその通り額面通り受け取られるかどうかっていうこともある」と答えた。恵が「気持ちとしては竹下さんはフォローしたかったのに結局、火に油を注いだってことになっちゃう」と話すと、「そうなんでしょうね。発言はやめられた方がよかったということなんでしょうね」とした。