永野 知的音楽コラムで再脚光、芸風とギャップ大きく「見る目変わった」
2021年02月23日 05:30
芸能
「U2は『POP』まで行くしかなかった」と題したコラムでは、アイルランドの人気バンド「U2」に自身との共通点を見いだした。
97年のアルバム「POP」は、U2が硬派なロックからテクノなどを取り入れたサウンドに転換した象徴的な作品。永野自身は95年のデビュー後、20年近くコアなファンの間でアングラ的な人気があったが、13年ごろから芸風を変更。16年に“ラッセンネタ”で41歳の遅咲きブレークを果たした。路線変更でかつてのファンを裏切ったことを重ね合わせ「どちらも最低の評価なんですけど、どちらも今まで自分で自分を縛ってた鎖を無理やり引きちぎるんです。U2は実験のためなんですが、自分は売れるためです」とつづる。独自の視点で切々と語りかけてくるようなコラムに「今年一番震えた」などの声も上がった。
洋楽に触れたきっかけは6つ上の兄。13歳の時にブライアン・アダムス(61)の「ヒート・オブ・ザ・ナイト」のミュージックビデオを見て、引き込まれ、知識を深めた。「ブレークした時にマイナスになると思って隠してた部分が評価されてうれしいです」と反響を喜び「これを機に最近のネタも見てください」と呼び掛けている。