矢田亜希子 トヨエツと久々26年ぶり共演「緊張」「まさか」デビュー作「愛していると言ってくれ」以来
2021年02月24日 07:00
芸能
北川氏の連ドラ脚本は2018年前期のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」以来、2年半ぶり。「恋愛小説の女王」と呼ばれた小説家のシングルマザー・水無瀬碧(みなせ・あおい)と、筋金入りの漫画オタクの娘・空(そら)の恋の行方を描く。菅野美穂(43)が少女のような天然母役、浜辺美波(20)がしっかり者のオタク娘役。菅野の連ドラ主演は16年10月期のTBS「砂の塔~知りすぎた隣人」以来、4年ぶり。北川作品への出演、浜辺との共演は初となった。
矢田が演じるのは、空の実の父・一ノ瀬風雅(豊川)の元恋人・星野鈴役。「このドラマを初めからずっと見ていて、本当に素敵でかわいらしい母娘だなぁといち視聴者として見守っていた側でしたので、まさか私がこの役でとは何だか不思議です。菅野美穂さんとも少しの時間ではありましたが、ご一緒できたことがとてもうれしかったです」と喜んだ。
「愛していると言ってくれ」(全12話)は95年(平7)7月7日~9月22日にTBS金曜ドラマ枠(金曜午後10時)で放送。幼い頃に聴覚を失った後天性聴覚障害者の新進青年画家・榊晃次(豊川)と、アルバイトをしながら劇団に所属し演技の勉強を続けている女優の卵・水野紘子(常盤貴子)による言葉を超えた純粋なラブストーリー。視聴率は全12話平均21・3%、最終回で番組最高となる28・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大ヒット。社会現象を巻き起こした。
「DREAMS COME TRUE」による主題歌「LOVE LOVE LOVE」も約250万枚を売り上げ、この年のオリコンシングルランキング年間第1位となった。手話サークルへの入会者が爆発的に増えたきっかけを生んだと言われ、第33回ギャラクシー賞テレビ部門大賞も受賞した。
当時16歳だった矢田のデビュー作。晃次の義妹・榊栞役を演じた。昨年5月に2020年特別版として本放送から25年ぶりに“復活”。4週連続3時間枠でオンエアされ、矢田は自身のブログに「私の人生初めてのお芝居でした。演技したこともないただの普通の高校生だった私を起用していただき、ありがとうございました。大好きで忘れられない作品です」と懐かしんだ。