橋下徹氏 大阪府知事時代の「ぼったくりバー」発言の真意「地方の知事が東京に声を届けるのは難しい」
2021年02月26日 12:55
芸能
そんな中、橋下氏が取った手段が、多少乱暴にもとられる発言をすることだった。「普通は地方の知事の声なんていうのは、東京のメディアは取り上げてくれない。僕が取り上げてくれるために何をやっていたかというと、『頭がおかしいんじゃないか?』という発言をすると取り上げてくれる」。09年に国の直轄事業の負担金で数百億円の請求が来た際には、「ぼったくりバーだ」と発言。文部科学省と対峙(たいじ)した際には「『文部科学省のアホ、ボケ、カス』と言うと取り上げてくれる」と説明した。「『橋下、頭おかしいんじゃないか?』というような感じで取り上げられるんですけど、非常に大きいこと」と、政府に声を届けるために選んだ“作戦”だったことを告白した。
そんな橋下氏にとって、丸山知事の手段は「上品にやってしまっている」と映るそうで、「ある意味きれいなやり方ではあるけど、まだ(世論が)島根県を応援、という気持ちにはなっていないから、竹下さんはかなり強気になってる」と2人の力関係を解説。「最終的には政治的なぶつかりで決めるしかない。力関係で。国民がどっちを支持するかということです」と私見を語った。