ストリートピアノでブレーク中のハラミちゃん、ツアー完走 「人前で弾くのが怖かった」と涙
2021年02月28日 21:30
芸能
ハラミちゃんは、19年からポップピアニストとしての活動を開始。絶対音感を武器にした即興演奏が特技で、東京都庁や京都駅、静岡駅など各地のストリートピアノで演奏してきた。笑顔で楽しそうに演奏する姿はYouTubeでも話題になり、知名度が拡大。昨年7月にアルバム「ハラミ定食」でCDデビューし、ビルボードジャパンの週間チャートで首位を獲得した。
広瀬との交流のきっかけも、都庁に置かれたピアノ。19年12月にここで「ロマンスの神様」を演奏した動画をアップすると、翌1月に広瀬から直接メールが届いた。同3月に神奈川・関内のストリートピアノで初共演し、この時の動画は1100万回再生を誇る人気だ。1月に広瀬のライブに参加しており、今度は広瀬が駆けつけた形だ。
トーク中に涙する場面もあった。ハラミちゃんは4歳からピアニストを目指したが、大学卒業後に一般企業に就職。19年に先輩に誘われてストリートピアノの弾くまでは、ピアノが好きという気持ちを封印して生きてきた。「人前で弾くのが怖かった。勇気を出して弾いたところ、1年半後にこんなに素敵な景色が広がっていた。あのときの自分をほめてあげたい」と目を潤ませた。
初の全国ツアーは無事に終了。「全国にお米さん(ファンの愛称)がいることが実感できた」と大喜びした。コロナ禍でストリートでの演奏は自粛中だが「世界各地を旅しながらピアノを弾きたい。マルタ島のピアノは目立つところに置いてあるんですよ」と世界ツアーの夢を語り、「ピアノが好きな人を増やしていきたい」と力を込めた。