伊藤惇夫氏　菅首相の“ぶら下がり”会見に「整合性がとれない」

　政治アナリストの伊藤惇夫氏が1日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび！」（月～金曜前10・25）に出演。政府は26日に新型コロナウイルス緊急事態宣言に関し、首都圏を除く6府県について2月末での解除を決定したことに言及した。 　菅義偉首相は緊急事態宣言解除の重要局面で記者会見をスルー。通常は会見の司会役は山田真貴子内閣広報官。首相の長男らから高額接待を受け問題化したばかりで“山田氏隠し”との批判が高まる中、首相は記者団の質問に短時間応じる「ぶら下がり」で済まそうとし、質問が途絶えない炎上気味の事態となった。

　伊藤氏は、首相のぶら下がり会見が“山田氏隠し”と指摘されたことに「会見だとフリーランスの記者も入るんですよね。したがって会見の方がぶら下がりに比べて厳しい質問が飛ぶんじゃないかという想定ができます」とし、「栃木だけ解除した時に会見やったのに、今回やらなかったってのは整合性がとれない。何かの形で（山田氏の問題が）影響したのでは」と自身の見解を述べた。