斉藤由貴 スケバン刑事が「苦しかった」ワケ 「どうして私がこれを…」
2021年03月04日 10:33
芸能
当時を振り返り「必死だったことは確か」と回想。「アイドル活動することはすごく抵抗がありましたし、夜のヒットスタジオで後ろに座って手拍子している時は茫洋だった気持ちになりましたけど」と語った。「アイドルなんて、私の性格的にはもっとも対称の向こう側にある存在だったから。真ん中にいてみんなから見られるよりすみっこにいて、みんなに見られない側の人間だったから。全然なりたくなかったし、合わないと思ってたから。今も思っていますけど」と明かした。
いじめられっ子だった斉藤を心配した家族や身内がすすめた道だったが「当時のマネジャーが今で言うむちゃぶりを山ほどしてきて。スケバン刑事しかり。全方向からくるボールを打ち返すしかなかった」と振り返る。「スケバン刑事は苦しかったですよ。セリフがほら“てめえら許せねえ”でしょ。私の中に一個もない素養だったので、決めゼリフの時は“どうして私がこれを…と私に最も合わないのになあ”って苦しかったのは確か。すごくつらかった、その仕事は」と語った。
それでも、目の前の仕事を必死でこなしていくうちに苦しさを乗り越えたという斉藤。支えは母で「母は出かける時に必ず起きて玄関でものすごい笑顔でいってらっしゃいって送ってくれて、本当に尊敬しています」と涙。現在は自身が3人の子供の母だけに「笑顔で子どもをそうやって送り出すのは素晴らしい。感謝しています。とってもいいお母さんです、私と違って」と感謝していた。