ナイツ、内海桂子師匠の教え 「うるせえなババア」…舞台でのやりとりに「こういうのが漫才だって」
2021年03月06日 12:41
芸能
塙宣之(42)は「テレビで見ているおばあちゃんみたいな。何でこの人の弟子なんだろうって。わけわかんなかったです」としたが、内海さんからは「あい。あ、そう。何、メイツ?よろしくね。聞いてますから」との返答があり、その後2年間は「メイツ」と呼ばれていたとした。
昨年97歳で亡くなった内海さんに最後に会ったのは、コロナ禍の前となる1年以上前。「ずっと元気でした『何言ってんのよ、あんたたち』みたいな。舞台にも立ってましたし、三味線も弾いてましたし」と塙。内海さんからよく言われていた言葉は「言葉で絵を描きなさない、漫才は」だったとした。
怒られた記憶についても「めちゃくちゃありますよ。『やばい』とか『マジ』という言葉を使うとすぐに怒ります。『ちゃらい言葉を使うな!』って。結構怖かったです。それも舞台の上で」と話した。土屋は「舞台の上でダメ出しをするんです。裏では全然怒られたことないです」、塙も「舞台の上ですごい育ててくれてるというか」と感謝した。
内海さんは寄席ではナイツの出番の後、自身の出番があるときはいつもナイツの漫才の最後に“乱入”し「あんたたち、ごにょごにょ言ってて何もおもしろくないよ。違うんだよ、こういうことが漫才なんだよ」とレッスンしていた。塙は「それがまたウケるので、僕らからしたら嫌だったんです。恥ずかしいし」としながらも次第に「うるせえな!ババア」とか「何言ってるか分かんねーよお前こそ」と返すようになると、さらにウケるように。「それくらいになると師匠も嬉しかったみたいで。『こういうのが漫才だよ』みたいな」と目を細めた。