藤井聡太2冠 2期連続での全勝通過なるか 順位戦B級2組最終局

2021年03月10日 10:24

芸能

藤井聡太2冠 2期連続での全勝通過なるか 順位戦B級2組最終局
大阪市の関西将棋会館で行われている順位戦B級2組最終局で対局中の藤井聡太2冠(提供・日本将棋連盟) Photo By 提供写真
 将棋の藤井聡太2冠(18)=王位、棋聖=が10日、大阪市の関西将棋会館で午前10時に始まった順位戦B級2組の最終局で中村太地七段(32)と対戦している。
 前節が終わった時点で9勝0敗とし、佐々木勇気七段(8勝1敗)とともに上位3人以内に入ることが確定。A級にひけをとらない実力者が多く巣くうことから“鬼のすみか”と呼ばれるB級1組への昇級がすでに確定している。

 順位戦では現在20連勝中で通算38勝1敗、勝率.974と抜群の成績を誇って下り、本局も勝てば2期連続での全勝通過となる。現在、年度末の「将棋大賞」表彰の対象となる4つの記録部門では連勝が15(継続中)、勝率が.840でともに単独首位、勝数の42も永瀬拓矢王座(28)と並んでトップタイとなっている。残る対局数ランキングは3位。

 一方、かつて王座を獲得したこともある元タイトルホルダーの中村も、自身が運営するYouTubeで「順位戦の表ができたときから、ずっと作戦考えてた」と意気込みを吐露。わずかながら、勝てば自身も残り1人の昇級枠に入る可能性を残しているだけに、激しい対局になることが予想される。

 先手の藤井はいつも通り、お茶を一口飲んでから飛車先の歩を突いた。戦型は相掛かりとなった。過去の対戦は2019年8月に行われた王将戦二次予選2回戦のみで、その時は藤井が勝っている。持ち時間各6時間。昼・夕2回の食事休憩をはさみ、本日深夜の終局が見込まれている。

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