永瀬王座、3連敗からの3連勝なるか? 名人戦A級初昇級の勢いで王将戦第6局へ「何とか頑張りたい」
2021年03月12日 18:24
芸能
永瀬は前日11日、都内での名人戦B級1組順位戦での対局に勝利し、9勝3敗で新年度からのA級初昇級を決めた。その近藤誠也七段戦は終局が12日未明の午前0時5分。この日朝、東京から空路現地入りし、「A級は目指していた場所。これからやりがいが生まれてくると思う」と手応えを語った。
渡辺が4月開幕で挑戦者に斎藤慎太郎八段(27)を迎える第79期名人戦7番勝負の勝者への挑戦権をかけ、1年間にわたる長丁場へ臨むことになる。王将戦でも3連敗3連勝となれば羽生善治王将に佐藤康光棋聖が挑んだ第55期以来。羽生が3連勝後、佐藤が3連勝を返し、最終局で羽生が勝って防衛を決めていた。
副立会人の北浜健介八段(45)は戦型予想として後手番渡辺の雁木を予想。角換わり2局、相掛かり2局、矢倉1局で迎えた第6局。「後手番の有力戦法」と根拠を示し、渡辺が同じく後手番だった第4局も永瀬の金矢倉に渡辺が雁木で対抗した。「第4局は流れで組んだ雁木。今回は初めから目指すのではないか」と指摘。相居飛車のバラエティーに富んだ7番勝負となりそうだ。