小室哲哉 音楽活動再開に秋元康氏からの猛ダメ出し…6曲ボツ「非常に厳しかった」

2021年03月15日 12:45

芸能

小室哲哉 音楽活動再開に秋元康氏からの猛ダメ出し…6曲ボツ「非常に厳しかった」
小室哲哉 Photo By スポニチ
 音楽プロデューサーの小室哲哉(62)が、15日放送のTOKYO FM「ディア・フレンズ」(月曜前11・00)にゲスト出演し、音楽活動再開に至るいきさつを語った。
 11年に当時の妻で音楽ユニット「globe」のKEIKO(48)がくも膜下出血で倒れた後、18年に「週刊文春」に看護師の女性との不倫を報じられ、不倫は否定したものの騒動のけじめとして音楽活動を引退すると発表していた。

 突発性難聴を発症し、左耳がほとんど聞こえなくなる状態にも苦しんだ。約2週間の入院を送ったが、「全然治らなくて、ほぼほぼ半年くらいは音楽とか聞く気になれなかったですね」と、しばらく音楽から離れた生活を送っていたという。

 ようやく音楽に触れられるようになったのは、高校時代の思い出がきっかけだった。友人がジャズピアニストのキース・ジャレットのCDを貸してくれたことを思い出し、「譜面を見ながら(ピアノを)弾いてみたいなと。ちょっとずつ触りだして」と振り返った。

 そんな中、連絡をくれたのが音楽プロデューサーの秋元康氏だったという。「去年、あきもっちゃん(秋元氏)からLINEが来て、『齋藤飛鳥って分かるかな?』みたいな感じで」と、乃木坂46メンバーの名前を挙げながらやりとりがスタート。最初は曲依頼ではなかったが、「ちゃんとプロセスを踏んで、『作ってみない?』みたいな感じで。でも『乃木坂はすごいグループだから、そんなに甘くないよ?』みたいな」と語った。

 秋元氏からはダメ出しの連続で、「久しぶりに非常に厳しかったね」と明かした。最初に作った3曲では「まだちょっと久しぶりだから慣れてないよね?」、さらに2曲送ると「ちょっと難しいかな?もっと小室君っぽくていいけどなあ」との返答だったという。「6曲目、『なかなか良くなってきたんじゃない?』って。そっか、ダメか…」。なかなかOKが出ず、開き直って「ベタでいいか」と作った7曲目が、小室メロディーさく裂の「Route246」として乃木坂46のシングル表題になった。「『いいんじゃないの?』どころではなく『これでいきます』って」と、OKが出た瞬間を振り返った。

 秋元氏からはその後、「これで終わったと思っちゃうとダメだよ?退院します、治ったから、というのじゃダメだよ?まだまだ、この先も続けるために書きましょう」とエールを送られたという。「年も一緒だし、歴も一緒なんだけど、人脈から何から先輩のところがたくさんあるから、すごく助けてもらってるよね」と、秋元氏への感謝を口にした。
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