小室哲哉 音楽活動再開に秋元康氏からの猛ダメ出し…6曲ボツ「非常に厳しかった」
2021年03月15日 12:45
芸能
突発性難聴を発症し、左耳がほとんど聞こえなくなる状態にも苦しんだ。約2週間の入院を送ったが、「全然治らなくて、ほぼほぼ半年くらいは音楽とか聞く気になれなかったですね」と、しばらく音楽から離れた生活を送っていたという。
ようやく音楽に触れられるようになったのは、高校時代の思い出がきっかけだった。友人がジャズピアニストのキース・ジャレットのCDを貸してくれたことを思い出し、「譜面を見ながら(ピアノを)弾いてみたいなと。ちょっとずつ触りだして」と振り返った。
そんな中、連絡をくれたのが音楽プロデューサーの秋元康氏だったという。「去年、あきもっちゃん(秋元氏)からLINEが来て、『齋藤飛鳥って分かるかな?』みたいな感じで」と、乃木坂46メンバーの名前を挙げながらやりとりがスタート。最初は曲依頼ではなかったが、「ちゃんとプロセスを踏んで、『作ってみない?』みたいな感じで。でも『乃木坂はすごいグループだから、そんなに甘くないよ?』みたいな」と語った。
秋元氏からはダメ出しの連続で、「久しぶりに非常に厳しかったね」と明かした。最初に作った3曲では「まだちょっと久しぶりだから慣れてないよね?」、さらに2曲送ると「ちょっと難しいかな?もっと小室君っぽくていいけどなあ」との返答だったという。「6曲目、『なかなか良くなってきたんじゃない?』って。そっか、ダメか…」。なかなかOKが出ず、開き直って「ベタでいいか」と作った7曲目が、小室メロディーさく裂の「Route246」として乃木坂46のシングル表題になった。「『いいんじゃないの?』どころではなく『これでいきます』って」と、OKが出た瞬間を振り返った。
秋元氏からはその後、「これで終わったと思っちゃうとダメだよ?退院します、治ったから、というのじゃダメだよ?まだまだ、この先も続けるために書きましょう」とエールを送られたという。「年も一緒だし、歴も一緒なんだけど、人脈から何から先輩のところがたくさんあるから、すごく助けてもらってるよね」と、秋元氏への感謝を口にした。