高橋メアリージュン 極貧生活救ってくれた山田優に感謝「本当に優しい“姉御”な人」
2021年03月20日 15:41
芸能
そんな中、メアリージュンは「私が守っていかなあかんねやな。はよ働こう。どうやったら早く働けるかな?あ、芸能界や」と、芸能界入りを決断。受けたオーディションを協賛していたファッション誌「CanCam」の専属モデルになった。東京と滋賀を行ったり来たりの生活で、滋賀では借金返済のためバイトを続けていたという。
モデルの給料は7万円で、そのうち6万円を家に入れていた。小遣いの1万円で好物のあんぱんを買うのが楽しみで、「3等分にして、朝昼晩に分けて、平べったくしたりして、大きくして食べてました」と涙ぐましい努力も明かした。
おしゃれしたい盛りで、多感な時期。華やかなモデル業界では、極貧生活は「言えなかった」という。服も買えず、「いつも同じ服やったんで。デニム、ロンT(シャツ)、キャップ、スニーカーみたいな」。ところがある日、モデル仲間に貧乏がバレてしまう出来事があったという。
沖縄ロケで空港に集合すると、メアリージュンの手荷物に一同が騒然。「私が『おはようございます』って着いたら、私がビニール袋のみ持って来たと。『メアリー、何それ?』みたいになって」。バッグも買えなかったため、下着などをコンビニの袋に入れて登場し、驚かせたという。
そんなメアリージュンに、助け船を出してくれたのが、先輩の女優・山田優(36)だったという。「当時、私の先輩が山田優ちゃんだったんです。優ちゃんは本当に優しい“姉御”な人なので、服をたくさんくれたんです。しかも、姉妹にくれたんです。それは本当に助かりました」と恩人に感謝していた。
父の借金は「2年前くらいに完済した」という。「2年前、31歳だったから16年くらい?」。さらりと言ってのけるメアリージュンに、「ナインティナイン」岡村隆史(50)は「すごいね!頑張ったらそういうふうにできるもんなんやな」と感心しきりだった。