鶴瓶 東映の故・岡田裕介会長からの“最後のオファー”断り後悔「あれやっといたら良かった」

2021年03月21日 18:45

芸能

鶴瓶 東映の故・岡田裕介会長からの“最後のオファー”断り後悔「あれやっといたら良かった」
落語家の笑福亭鶴瓶 Photo By スポニチ
 落語家・笑福亭鶴瓶(69)が21日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」(日曜後4・00)に生出演し、昨年11月に急性大動脈解離で死去した東映グループ会長の岡田裕介さん(享年71)をしのんだ。
 鶴瓶は俳優として、「北の桜守」(18年)、「ふしぎな岬の物語」(14年)など数々の東映作品に出演。映画初出演作も東映の「狂った野獣」(76年)だった。岡田さんとも長年の付き合いで、「おもろい人でしたよ」と振り返った。

 都内で10日、行われた岡田さんのお別れの会にも出席した。「最後、(お別れの会に)行きましたら、せんべいをくれました。会長の顔のせんべい…割れん」と笑い話もまじえ、しみじみ語っていた。

 一つだけ心残りがあるという。「俺もはっきり、いろんなこと言うからね。最後、ある映画(の出演依頼)を持って来はったんですよ。嫌やって断ったんです」。岡田さんから直々に出演の話をもらった作品があったが、断ってしまったことを打ち明けた。

 具体的な役どころや作品については「誰か(自分の代わりに)しはったら悪い」と明かさなかったが、気が進まない役だった様子。「何で俺、そんなのせなあかんの?」と断った理由を明かした。岡田さんから熱心に誘われていたため、直接出向いて断りを入れたが、「最後、あれやっといたら良かったわ」と本音もこぼした。

 熱烈なサユリストだった岡田さんは長年、女優・吉永小百合(76)を重宝し続けた。最後に手掛けた作品は、吉永主演の「いのちの停車場」(監督成島出、5月21日公開)で、同作の打ち合わせ中に倒れて帰らぬ人となった。鶴瓶は「吉永さんが大好きで、亡くなる前に完成しましたね。何で死なはったか分かりませんけど、あれが出来上がっただけでも良かったなと思います。『いのちの停車場』っていう。ぜひ見たいんですけどね」と話していた。
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