鶴瓶 東映の故・岡田裕介会長からの“最後のオファー”断り後悔「あれやっといたら良かった」
2021年03月21日 18:45
芸能
都内で10日、行われた岡田さんのお別れの会にも出席した。「最後、(お別れの会に)行きましたら、せんべいをくれました。会長の顔のせんべい…割れん」と笑い話もまじえ、しみじみ語っていた。
一つだけ心残りがあるという。「俺もはっきり、いろんなこと言うからね。最後、ある映画(の出演依頼)を持って来はったんですよ。嫌やって断ったんです」。岡田さんから直々に出演の話をもらった作品があったが、断ってしまったことを打ち明けた。
具体的な役どころや作品については「誰か(自分の代わりに)しはったら悪い」と明かさなかったが、気が進まない役だった様子。「何で俺、そんなのせなあかんの?」と断った理由を明かした。岡田さんから熱心に誘われていたため、直接出向いて断りを入れたが、「最後、あれやっといたら良かったわ」と本音もこぼした。
熱烈なサユリストだった岡田さんは長年、女優・吉永小百合(76)を重宝し続けた。最後に手掛けた作品は、吉永主演の「いのちの停車場」(監督成島出、5月21日公開)で、同作の打ち合わせ中に倒れて帰らぬ人となった。鶴瓶は「吉永さんが大好きで、亡くなる前に完成しましたね。何で死なはったか分かりませんけど、あれが出来上がっただけでも良かったなと思います。『いのちの停車場』っていう。ぜひ見たいんですけどね」と話していた。