加山雄三 脳梗塞、小脳出血乗り越え…「夢は持ち続けるべきだなと」来月11日に新曲配信
2021年03月25日 11:00
芸能
現在もリハビリを続ける加山は「とくダネ!」が26日で終了するにあたり、自ら「小倉(智昭)にしゃべりたい」とオファーし約7カ月ぶりのテレビ出演。一昨年の発症当時について「言葉はちょっとろれつが回らないというのは出てきたんですよね。脳梗塞(こうそく)は右の(脳)半分やられてね。左半身の肩が痛くなったり、少し感じなかったり。『これが脳梗塞だな』って思っていたんですけど、それから2カ月後になったらこっち側(左側)の脳内出血」と語った。
リハビリは倒れてすぐから行い、会社の仲間と歩いたり、話したり、歌う練習を行ったりしたという。医者には「それだけやらなければ元に戻ることは不可能に近い。本人がどれだけ頑張るかによって結果も変わる」と言われ、「とにかくこれは自分で努力するしかないと。よし、オレは頑張るぞと。意地でも治そうとするわけですよね」と振り返った。順調な回復にも見えるものの「70パーセントぐらいだと自分では思っているんだけど。そのぐらいの感じだと思いながら全力投球で治そうと」と力を込めた。
だがそんなリハビリ中に新曲「紅いバラの花」のレコーディングを終え、来月11日の84回目の誕生日に配信をスタートすることも決定。曲は自宅の倉庫から偶然見つかった50年前の未発表曲で、作詞・作曲も加山が手掛けた。「これ聴いて50年前のオレが今のオレに『歌え』って言ってるんだって思えるんですよね。本当に不思議ですよ」としみじみと語った。
「いつでもどんなときでも苦しいときでも、ちゃんと夢を持つことはいかに大切か。それは自分で倒れてみたときにね。やっぱり治って少しでもお役に立てるようになればということを夢持っていた」とし、「それが今現実になって、しゃべれるようになって人の前で歌を歌ったら歌える。歌えるんですよ。やる気さえあれば歌えるんだなと。夢は持ち続けるべきだなというふうに思いましたね」と目を輝かせた。小倉キャスターから「ステージ立つときは見に行きますから」と言われると「ありがとうございます。頑張りますから」と喜んだ。