坂上忍　“密”発生の聖火リレーを心配「明確なルールもなくて丸投げしてるような感じ」

　俳優の坂上忍（53）が29日、フジテレビ「バイキングMORE」（月～金曜前11・55）に出演。25日にスタートした聖火リレーについて私見を述べた。 　聖火リレーでは、東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソンが28日、同日行われた栃木県第1日に関する報告で「本来避けなければいけない密状態が発生した」と明かすなど、問題も起こっている。

　坂上は「密状態が発生したと認めたと言ってもね、だからと言って中止にする基準が組織委員会から示されていないとなったら、自治体だってどうやって対応していけばいいのよって話になっちゃいますからね」と心配した。「僕は東京五輪・パラリンピックを開催するんだったら聖火リレーは中止にすべきだったんじゃないのかと個人的な考えを持っているんですけど」とした上で、「聖火リレーですら、何かあったら中止にするって言っているけど、実際に明確なルールもなくて丸投げしてるような感じでね。じゃあ自治体の方が『中止！』って言えるはずもないんじゃないですか」と強調した。

　コロナ禍が続く中、東京五輪・パラリンピックの開催についても「表向きにはIOCがジャッジしていくことになるんでしょうけど、ちょっと聖火リレーを含めて場当り的なやり方が大丈夫なのかなと思ってしまいますけどね」と疑問を呈した。