【来週のおちょやん】第18週 大空襲に見舞われ道頓堀は壊滅 千代が焼け跡で一人芝居を始めると…
2021年04月03日 13:00
芸能
主題歌はシンガー・ソングライターの秦基博(40)が書き下ろした「泣き笑いのエピソード」。語りは落語家の桂吉弥(50)が黒衣(くろご)役(観客からは見えないという約束事の下に舞台上に現れ、芝居の手助けをする人)として務める。
第18週(4月5日~4月9日)は「うちの原点だす」。
昭和20年3月13日深夜、大阪の街が大空襲に見舞われた。公演のため京都に来ていた千代(杉咲)と一平(成田凌)は、そのことを聞き、急ぎ道頓堀に戻ってくる。すると、福富楽器店は焼かれて跡形もなくなっていた。そこに、みつえ(東野絢香)やシズ(篠原涼子)、宗助(名倉潤)もやってくる。そして、福富の菊(いしのようこ)と夫の福松(岡嶋秀昭)が亡くなったことがわかる。道頓堀は壊滅し、鶴亀家庭劇の劇団員たちもバラバラになってしまった。千代と一平たちは、憔悴するみつえと息子の一福と、一緒に暮らすことにする。そんなとき、寛治(前田旺志郎)が突然、家庭劇を辞めて満州への慰問団に志願したいと言い出す。千代と一平はそれに強く反対するが、寛治はそれを断固として聞かない。千代は、毎月給金を送金することを条件にして、寛治を送り出す。芝居のできなくなった千代は焼け跡で、衝動的に一人で芝居を始める。しかし、町の人や警察官から、浮かれている場合じゃないと責められ、千代は傷つく。その後も、空襲は続き、3か月がたった。千代は夜中に家を抜け出し、焼けた稽古場の前で、一人で芝居のせりふを小声で演じる。それを見つけた一平は、千代のために二人で一緒に芝居を演じてあげる。そんなとき、みつえの夫、福助(井上拓哉)の戦死の知らせが届く。みつえはショックを受け、寝込んでしまう。一平も自分を責め、毎日、出歩いて酔っ払い、けんかしてぼろぼろになっていた。