静岡県熱海市は10日、同市の自宅で4日に95歳で死去した脚本家橋田寿賀子さんの功績を称え、名誉市民の称号を贈った。市役所で表彰式典が開かれ、秘書の三原牧子さん(64)が代理で表彰状などを受け取った。
斉藤栄市長は「昨年12月に授与を打診した際には大変喜ばれていた。直接お渡しできず残念だが、きっと天国で喜ばれていると思う」と話した。橋田さんは1974年から創作活動の拠点として熱海で暮らし、市の文化振興や情報発信にも貢献。「メディアを通じて熱海をPRしていただいた。改めて感謝を申し上げたい」と敬意を表した。市は市葬や市主催のお別れ会を開催するかどうかは関係者と相談して決めるとしている。