【バース・デイ】松山英樹 マスターズ初挑戦から初制覇までの10年間を秘蔵映像で振り返る
2021年04月17日 10:00
芸能
そんな状況の松山が出場を決めた理由は、数千にも及ぶ激励のメッセージだった。松山は「被災地のために」と特別な思いを抱いて初出場し、日本人初のベストアマチュアを獲得。だが、初出場でつかんだ手応えも2度目の出場以降に崩れ去った。
2012年は最終日にパットがことごとく決まらず54位タイで悔し涙。2013年はプロに転向する大きな決断をしたが、予選落ちの屈辱。2016年には3位タイで最終日を迎えるも再び得意のパットが決まらず7位タイだった。2018年以降はマスターズを含むメジャー大会で2桁順位が続いた。松山は現状を打破するため、人生で初めて専属コーチをつけ、得意のパットを徹底的に磨いた。
2021年に迎えた10度目の挑戦。磨いたパターが冴えわたり、安定したゴルフで、最終日に通算11アンダーの4打差で単独首位。最終日は4バーディー、5ボギーの73で回り通算10アンダーの1打差で逃げ切り、ついにマスターズを制した。松山は「最初にローアマチュアを獲ることができて、それから中々いい思い出の方が少ないんじゃないかっていう感じでしたけど、今年優勝することができて、いい思い出に変わってるんで良かったなと思います」と、10年間の挑戦を振り返った。