カンニング竹山　番組での政治的発言に本音「政治でキレたらガタガタぬかしやがって」

　お笑いタレントのカンニング竹山（50）が19日、月曜パートナーを務めるTBSラジオ「赤江珠緒　たまむすび」（月～木曜後1・00）に出演。自身の番組での政治的発言について、本音をもらす場面があった。 　この日のメッセージテーマは「戻せなくなったもの」。キャラクター的に戻せなくなって困ったという内容に話が及ぶと、「ありますよ。最近、本当に考えたことありましたよ」と竹山。「俺だってさ、面白おかしく生きたかったのよ。これ、言いわけですよ。オープニングでちょっと愚痴りますけど」と切り出した。

　「年齢とともに、バラエティーも変わってきて、バラエティーの視聴者ターゲットも変わったりして、若い子たちがいっぱい出るようになって、俺たち、だんだんおじさんになってきて…。おじさんはおじさんたちの仕事場がでてくるですよ。『ちょっと政治の事語ってくれ』とか、『ちょっと社会の事を切ってくれ』とか」と、年齢とともに番組での立ち位置や求められるものが変わってきたことを明かした。

　そのうえで「俺なんかキレキャラだから、ズバッというほうだから、それで『こっちでも言ってくれ』『あっちでも言ってくれ』って言われる。それで社会問題になったりするわけよ」と嘆き。「それで、俺にやんややんや言われても『俺だってやりたかねぇーよ』と。でも、俺だっておまんま食わなきゃいけないんだよ。これからバイトするわけにもいかないだろっていう」と本音をもらした

　思わぬ告白に、フリーアナウンサー赤江珠緒（46）も「ほんの数週間前のことか」とツッコむ中、竹山は「社会とともにタレントなんて仕事が変わってくるわけだから。お笑いでキレたら文句いわなかったくせに、政治でキレたらガタガタぬかしやがってこの野郎っていうのが俺の本音」と吐き出し、笑わせた。

　竹山は3月28日放送のTBS系「アッコにおまかせ！」（日曜前11・45）の番組内で、小池都知事やユーチューバーらが出演する広報動画の制作について、竹山が「全部じゃないけど、そのうちの1本に4・7億円の税金が使われている」と語ったことに対し、都はTBSと竹山の所属事務所「サンミュージック」に抗議文が届いたことが明らかになり、問題に発展。5日放送の「たまむすび」でも、取り上げていた。