岡江久美子さん一周忌で音楽フェス 大和田獏「お前、死んでもきれいだな」
2021年04月23日 13:55
芸能
獏はこの日、岡江さんが亡くなったときのことを初めて口にした。昨年4月1日から舞台の仕事で獏は地方に行っていたが、3日に岡江さんが発熱。5日に帰京し6日に診察を受けた段階で、岡江さんの肺はかなり弱っていたという。救急外来を受け付けてもらえる病院がなく、4軒目でようやく発見。その足で検査に行き、岡江さんはすぐICUに入院した。最後のやりとりは30分間のLINE。「我慢強い彼女が珍しく、不安だと言っていました」と目を潤ませた。
濃厚接触者に当たる獏は自宅で待機。毎日夕方頃に病院から連絡が来るため、電話を手放せない日々が続いたという。医師からはかなり厳しい状況だと言うことは聞かされていた。そして4月23日午後5時30分に電話が鳴り、5時20分に亡くなったことを知った。自主隔離から2週間経っていたため、獏は病院に直行。青い防護服でマスクを2重にした完全防備の状態で、ストレッチャーの上に顔だけ見える形状の袋に入れられた岡江さんと対面した。
「慟哭というのはこういうことなのかと。何を考えたのか覚えていませんが、『お前、死んでもきれいだな』と思いました」
最後の様子を、顔を赤く言葉を詰まらせながら語った獏。「失ったものは大きく、喪失感からはなかなか逃れられない。ぽっかり空いた心の穴の中で、思い出を一杯思い出して生きていきたい」と最愛の妻への気持ちを涙ながらに語った。