片岡鶴太郎が人生初の作詞 河口恭吾に贈る「ぬれ椿」、ジャケットには「絞り椿」と名付けた絵を使用

2021年04月24日 05:30

芸能

片岡鶴太郎が人生初の作詞 河口恭吾に贈る「ぬれ椿」、ジャケットには「絞り椿」と名付けた絵を使用
自身の個展で展示される椿の絵の中からジャケットに使うものを河口恭吾(右)と一緒に選んだ片岡鶴太郎 Photo By スポニチ
 タレント片岡鶴太郎(66)が、初めて作詞に挑戦した。03年のヒット曲「桜」で知られる歌手河口恭吾(46)からオファーを受け、新曲「ぬれ椿(つばき)」の詞を提供した。河口が曲をつけ、6月23日に配信で発売される。
 河口が23日、鳥取・倉吉博物館で24日に開幕する片岡の個展「顔―faces―」を訪問。数十点ある椿の絵を鑑賞し、「絞り椿」と名付けられた絵を曲のジャケットに使うことを決めた。

 09年から親交がある2人。河口が昨年11月に20周年イヤーに突入し、特別な一曲を作りたいと考えて、作詞を依頼した。「人の言葉の世界観に、自分の思いを乗せてみたいと思った」という。

 片岡が書いたのは、椿をモチーフにした男女の別れの詞。♪夕暮れ ゆらゆら濡れ椿 この世の定め憂いながら――。河口がはかなく切ないメロディーを書き上げて完成した。

 片岡は「椿は私のミューズ(女神)」と言う。38歳で絵を始めたきっかけも、隣家に咲いていた椿の花を描きたいと思ったから。「椿は美しいまま散っていく。その姿を見た時に、人として死しても美しい生き方をしたいと思った」と影響を受けた。詞では「美しく去っていく姿を表現した」と明かした。

 河口は「桜」のヒットから18年。片岡は「恭吾さんには花の歌が合う気がするね」とヒットに期待を寄せた。片岡は河口の肖像画も贈っており、11月発売予定のアルバムのジャケットに起用される。
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