緊急事態宣言で大手シネコン休業…「コナン」「るろ剣」大作映画大打撃
2021年04月26日 05:30
芸能
しかしTOHOシネマズは都内だけで13劇場が休業となり、概算で50スクリーン近く減る見込み。ファンによっては隣接する県で観賞することも考えられるが、神奈川などもまん延防止等重点措置が継続中のため限定的とみられる。関係者によると、全興収の約40%が関東圏で占められているため、5月下旬にも達する可能性があった大台突破に暗雲が立ち込めた。
「るろうに剣心」も、配給のワーナーが6月4日公開の「The Beginning」と合わせ興収100億円を目標とする大作。こちらは23日に公開されたばかりで、いきなり動員制限がかけられた形。また、前週までで約78億円を記録している「シン・エヴァンゲリオン劇場版」、人気キャラクター煉獄杏寿郎の誕生日の5月10日までに興収400億円突破が期待されていた「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」も“減速”を余儀なくされた。
5月11日で宣言が解除されなければ、その後の「ゴジラvsコング」「いのちの停車場」などにも影響が出るのは必至。別の興行関係者は「過去2回も延長されているから、公開を延期する作品も増えるだろう。このままでは夏の興行もどうなるか想像がつかない」と困惑気味に話した。