山本譲二　コロナ禍で個人事務所に大打撃「先の数百万よりも、目先の2万円です」

　演歌歌手・山本譲二（71）が30日、TOKYO　MX「5時に夢中！」（月～金曜後5・00）にゲスト出演し、コロナ禍での資金難について明かした。 　番組では脳活の話題をピックアップ。「大変だったこと、頭を使ったこと」について聞かれた山本は、「去年の3月から今日まで、金が一銭も入ってこないんですよ。ほんと、大変なんですよ」と打ち明けた。

　歌手・中尾ミエ（74）は「やっと仕事でMXじゃ…ここ安いしね」と、番組のギャラ事情をぶっちゃけながら山本に同情。すると、山本はスタジオのカメラも忘れ、左隣の中尾を向きながら「安くても構いません。安かろうがなんだろうが。先の数百万よりも、目先の2万円です」と断言し、スタジオを笑いに包んだ。

　予定していた公演の中止などで、個人事務所も大打撃という。「ほんとに大変だったんですよ。（金が）出て行くばっかりじゃん。スタッフもいるし、自分の事務所だし」。それでも、人情を歌う演歌の世界に生きてきただけあって、「『人が大事だから』って一生懸命払いまくって」と明かした。「うちの社員、給料日になるとスーツ着てくるんですよ」と笑わせつつも、「1回くらい『僕いりません』って、そういうスタッフが欲しい」と、嘆き節は止まらなかった。